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Chapter156:hammer & hummingbirds – 金槌とハチドリたち-

2018/ 3/5 Monday

こんばんは。濱田真和です。遅くなってしまいましたが、
Superendroller LIVE “scene04″
「hammer & hummingbird」

昨日、無事に終幕致しました。
連日満員御礼、
千秋楽ではSuperendroller初となるスタンディングオベーションまで、
本当にありがとうございました。感無量です。

また、連日キャンセル待ちによりご観劇のご希望が叶わなかった皆様、
申し訳ございませんでした。

今日は一日片付けに追われていましたが、まだまだ終わらなそうで、、、
昨日打ち上げでも主宰のくせに中盤から寝たきりになってしまう大失態。
バカヤローです。

今回、金槌とハチドリというタイトルをつけました。
モノを壊す事もつくることもできる、使い道はあなた次第、な、金槌。
世界一小さな、ブンブンと羽を広げるハチドリ。
個人的には、

過去、
「sea , she , see」
「blue , blew , bloom」
「tane & tiny」
「monster & moonstar」
「hammer & hummingbird」

と過去”言葉遊びタイトル”をつくってきましたが、今回が一番好きかも説あります。

僕が元々旅の話が好きで、
30歳「再出発」となる作品にしたかったこともあり、
ロードムービーならぬ、ロードライブをつくろうと思い、はじまりました。
長いようで、あっという間な旅でしたが、
人生の中で、とても大切な期間になったと思います。

ここから、主宰というより、濱田真和個人としての話になりますが・・・

今回、中村泳という架空現代詩人の半生が中心の世界を描きましたが、
磯村勇斗さんが生きてくれた「中村 泳」は、ほとんどが僕の生き写しで、
皆が生きてくれたつむぎ、燕、羽子、小鳥、さえずり、くちばしの「マッド」たちも、
ほとんどがやはり僕の生き写しで、稽古中ずっと作品にのまれてしまっていました。
バカヤロー。

書いた時はまだ、こんなにも毎日が苦しくなるとは思っていませんでした。

ずっと生き辛さを感じている中村泳やマッドたち。
それでも、
「書く事しかできない、書かなきゃいけない」
と、自分で最後の台詞に選んだくせに、それが辛くて辛くて仕方なかった。

色んなトラブルもあって、
はじめてのこともありすぎて、
正直、投げ出したくなった瞬間もいっぱいあった。自分で勝手につくっているくせに。

でもそれをしてしまったら、
一生「自由」から遠退いてしまう気がして、できませんでした。

こんなしょうもない僕だから、ひとりだったら絶対に投げ出していたんだけど、
キャストスタッフアーティスト、家族、友達、仲間、お客様や、
Superendrollerメンバーがいたから、
投げ出さずに乗り越えることができました。本当に、本当にありがとうございました。

キャスト達は全員、身も心も削りながら、作品に、キャラクターに向き合ってくれました。
稽古の合間、本番と本番の間、自分を追いこんで追い込んで、
どんどんボロボロになっていくその姿に、何度涙したかわかりません。
この人たちでなければこの作品は、この世界は成り立ちませんでした。
俳優って尊い仕事だと、改めて本当に思いました。誇らしいです。

スタッフ達は、毎日毎日、キャストと同じかそれ以上に、
この作品、この世界がどうやったら具現化されるのか、
細かいところまでこだわってこだわって考えてくれた。具現化してくれました。
衣装も物量も規模も、僕個人としては今までで一番断トツで桁違いに多い作品になったんだけど、
スタッフがいなければ絶対できませんでした。
誇らしい。

2の音楽
なべさん・ヒトシくんの照明

は、この作品の世界を広げる為に絶対必要不可欠でした。
この2つが組合わさる事で、僕の想像の先まで世界が広がる感じが好きでした。

高知からわざわざ観に来てくれた両親、ありがとう。
今作は、”教育”っていうのも一つのテーマとしてあったんだけど、
母からの教え
学校での教え
父の無言の教え
環境からの影響

そういうものを色々考えました。
帰り際、母がキャストやスタッフ達と一緒にいる僕をみて、「あんたは幸せ者よ」と言った。
また一つ教わった気がしました。

そして、Superendrollerメンバー、
いのうえあい、光根恭平、熊谷弥香、いつも、今回も、ありがとう。
もう3人がいないと心細くって、ひとりじゃ何もできなくなってしまいそうです。

この作品に限らず、いつもだけど、
「誰かの世界くらいは変えたい」
と、周りに支えてもらいながら、つくってきました。
でも、本当のところはどうなのか、それを確認する術はほとんどありません。

でも、泳の”みずいろ”がくちばしに届いていたみたいに、
きっと、どこかの誰かには、届いているんじゃないかと、
僕は「綺麗なこと」を言い続けたいです。

と、いうか、
言い続けなければ、僕はこの世界でやっていけない自信があります。
反抗し続けなければ、僕は流されて流されて、
あっという間にいなくなってしまう気がします。

今日から、
もう皆新たな、それぞれ別の道を歩み始めていて、
それは僕だって同じ事で、

こんなところで満足して欲しくないし、
満足するような奴はこの世界やめたほうがいい、って僕は常々言います。

でもいつも息もし辛く生き辛い世の中で、
ダメダメで、ギリギリで生きていくのはやっぱり辛くて、
そういう時に今回の作品が、
皆の旅の途中の、「目印」みたいな作品になっているといいな、と思います。

思い出すだけで、
もう一度、方向を確認できるような作品になっていたら、幸いです。

世界一ちっぽけで騒がしいハミングバードたちはこれからも、
「自由と反抗」を胸に、手にはハンマー握りしめ、
ダメダメで、ギリギリでも、

メロディにのせて
泥にまみれて
羽をひろげて

みずいろに向かって 狂って生く 走り続けていく

星を頼りに
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本当に本当に、ありがとうございました。
これからも、書きたい事だけを、
10年20年かかってもいいから、何度も何度でも、
綺麗なことを、書き続けていこうと思います。

濱田真和 Superendroller