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Chapter162:熱かった、冷めてない。

2019/11/09 Saturday

こんにちは、Superendroller濱田真和です。
遅くなりましたが、舞台「365日、36.5℃」無事終演しました。
沢山のご来場・ご声援、本当にありがとうございました。
ご感想やご意見も沢山届いてます。見てもらえて、評価してもらえて嬉しいです。
個人的には、とても温かく嬉しい感想・御言葉ばかりな気がしていますが、中には、

”今年一番最高だった”という声もあれば、
”今年一番最低だった”という声もある。

それでいいと思います。何が正しいかは、自分で見極めなければいけない(見極めて欲しい)昨今。
それぞれの目には違う世界が映っていて、そういう世界があるって知る事が大事。
僕達はこれからもそういう世界を生きて、戦っていく。

僕自身変わりたくて、目を変えたくてこの作品をつくりはじめ、そういう、
夢や理想と現実/生と死/忘れたい・忘れたくない/会いたい・会えない/
など、狭間で揺れながら「なんで?」「わからない」と、戦っている人たちを描きました。

それは現代を生きる人々の多くが、
そんな狭間で「なんで?」「わからない」と疑問を持ちながらも、
なんとか迎合しながら、向き合いながら暮らしているように見えたからです。

現代を生きる僕が、現代に生きる人たちにメッセージを届けたいと思いました。

だからこの作品でお客様に泣いて欲しいなんて思わなかった。
議論して、向き合って欲しいと思いながらつくりました。

キャストスタッフ陣が、悩み嘆き怒り泣いて、
紆余曲折ありながらもまっすぐ戦いながらつくってくれたお陰で、
等身大のキャラクター達が浮かび上がった気がしています。
その姿が、現代を生きる僕達の姿に重なって見えてたら嬉しいです。
その上で、これから先、「あなた」はどう生きていくのか。

個人的には、もっと多くの人に見てもらいたかったし、反省も多々あります。
全部僕の責任でこれが僕の現在地なんだと、痛感したりもしましたが。

手が届く範囲の人たちくらいには、届いていて欲しいと願うばかりです。

舞台が終わって、今回のキャストスタッフは本当に綺麗にさらッと解散して。
名残惜しむこともほとんどなく、皆もう次の道へ進んでいる(と思う)。

だけど僕は、この一ヶ月半くらい皆と駆け抜けた時間は、
一生かかっても出逢えないような瞬間がいくつもあって、本当に財産になりました。
ありがとう。

三宅亮輔が輪星で本当に良かった。あなたのガムシャラな熱量と悩むほどに淀んでいった瞳、
そこを乗り越え辿り着いた美しい瞳と涙を、一生忘れません。信じてついて来てくれてありがとう。

小西桜子が朝陽で本当に良かった。「私は覚悟が足りなかった」と宣言してきた日。それから毎日、
泣きながら変化し続けた”今しかない”瞬間に立ち会えて幸せでした。一生忘れません。

田本清嵐が景色で本当に良かった。あなたでなければ
景色というキャラクターには辿り着けなかった。ということはこの作品は成り立たなかった。
広い世界を見せてくれてありがとう。

樋井明日香が千晴で本当に良かった。
「皆のことが好き」というあなたにしかこの役は出来なかった。
その愛情深さに何度も救われたし、心強かった。僕と作品の光でした。

菅原健が水原で本当に良かった。見てくれた知人が「全日本人に水原みたいな友達が一人ずついたら
世界平和になる」と言った。この上ない説得力でこの作品世界の未来への道を示してくれた。

勧修寺保都が橙志郎で本当に良かった。「作品の役に立ちたい」とこぼしたあなたは、
誰かのために行動出来る優しさを持っていて、だから橙志郎の等身大の優しさが溢れたんだと思う。
あなたで良かった。

白磯大知が幸之介で本当に良かった。稽古前に「簡単には出来ないよ」と伝え、案の定一番怒った。
でも、結果ものすごく評価された。それが全てです。一番変わってくれてありがとう。

太田唯が浅沼で本当に良かった。教師という大役に悩みながら、
なんとか自身を明るく律し、奮起させ、乗り越えようとするその姿が教師だと思えた。
悩み抜いてくれてありがとう。

金井浩人が青海で本当に良かった。見守る様に、漂い彷徨っている様で、
だけどもやっぱり、見守ってくれているんだなと。頼もしく優しい姿に皆ついていきました。
ありがとう。

書き過ぎると長くなり過ぎてしまうので、
この辺で終わろうかと思います。苦しかったけど、楽しかった。

お客様に見て頂けた約一週間、本当に一瞬で儚い時間だったけど、
確実に、あの空間に、あの瞬間に僕達は存在していた。

もう、すぐに、全く別々の道を歩んでいくわけだけども、
皆別々の道でも、壁にぶち当たって、悩んで嘆いて、
道を間違えて、迷子になって、転んでヒザ擦りむいて、
それでもリーガルリリーとか聴いて立ち上がって、
まっすぐ前を見て進んでいけば、戦い続ければ、
また道が交わることでしょう。その時に、笑顔で溢れているように。

戦い続けましょう。はじまります。

本当にありがとうございました!
これからも、Superendrollerとキャストスタッフアーティスト一同を、
何卒宜しくお願いします。
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濱田真和 Superendroller