Chapter137:実は、退屈しのぎ

2017/ 4/8 Saturday

新しい世界をつくることも、
飛び出すことも、敷かれたレールに乗っかることも、
その少年の心はいつも孤独で、

レールに乗っかっていたり、
レールからわざとはずれていたり、
気づかぬうちにはずれていたり、

誰かを頼りたくなることを、甘え心と呼ばれ、
より、少年を孤独な高見に追いやろうとする優しい大人。

少年は果たしてそこに辿り着いた時、
孤高と呼ばれて、果たして満足できるのだろうか。

途方もない瞳で、
果てのない遠くを見つめて、
実の心はすぐそばで寝そべってみたいはずなのに

ただただ、三大義務の精神に囚われているかのように、
勝手に課した、
課された、
やるべきことに、
命を燃やすしか、生きる方法がないと決めつけている。

実は、退屈しのぎか、
実は、まことの心か、

その先に、確かな孤高の世界は、あるのか
いってみなきゃわからないけど、
いった人しかわからない、孤独の先。

探すふりをして、
泥くさいふりをして、
そんな姿が、泥だらけ。

少年をみていて、そんな風に思った夜。

濱田真和 Superendroller